Vol.02 世界2位のデザイン賞受賞 「瓢箪ランプシェード」
”若手とベテラン”が生み出す
”発想と工夫”
加工技術・技能を競う場の優秀板金製品技能
フェアで「中央職業能力開発協会会長賞」
(世界2位)を受賞。
過去の栄光に縛られ、もがきながら見えた可能性。
PROJECT MEMBERプロジェクトメンバー
田中 隆二
1991年入社
製造部 プレス課
統括&加工担当
溝川 卓也
2007年入社
営業部 業務課
アイデア発案&
手配書作成担当
千代 広武
2001年入社
営業部 業務課
アイデア発案&
データ作成担当
渡邉 悠太
2023年入社
製造部 ブランク課
アイデア発案&加工担当
宮本 俊司
1983年入社
製造部 ブランク課
うんちく&加工担当
01勝つために、
もう一度”0”からのリスタート
グランプリ賞(世界3位)。
全てを出し切ったにも届かなかった現実。
2023年の優秀板金性能技能フェアにて、これまでのリョーユウの知見を総出力して、グランプリ賞(世界3位)を受賞。新聞などメディアにも取り上げられ、一定の成果を出せました。
しかし、想像以上に高い大臣賞受賞へのハードルに諦めのムードが漂い始めていました。その中で、ベテランを中心に「やっぱり大臣賞をとりたい!とろう!」とその想いにチーム全体が動き始めました。
見えてきた、必要なものは
加工の技術とアイディア
大臣賞に受賞に向けて、真っ先に行ったのは、過去の受賞作品の分析。これまでリョーユウ工業で培った技術をぶつけても大臣賞には届かないことは前回大会で証明されてしまいました。そのため、まずは自分たちに足りないものが何かを認識するところから始めようと過去の受賞作品を一つ一つ見ながらチーム全員で分析し合うことで、過去の受賞作品は技術力はもちろんのこと「他で見たことがないもの」が共通点であることにたどり着きました。アイディア→試作、アイディア→試作と、アイディアを中心に試作を繰り返す方針で挑むことに決めます。
02若手のアイディアと
ベテランの知恵が生み出す
化学反応
ベテランの言葉に動く若手のホープたち
作品作りのためアイディア出しの会議を行うが、困ったことにベテランは経験がある故に発想が出てこない。そのとき、ベテランの田中と宮本がこう告げました。「ベテランは経験が邪魔して、アイディアが出てこない。出てきたアイディアをなんとか形にするから、アイディアを若手で出してほしい!」その言葉に若手である溝川、千代、渡邉が動き、多くのアイディアが生まれていきます。
試行錯誤の連続から生み出される自信作
数多くのアイディアの中から、雪の結晶、ボトルシップ、生け花、陣笠、だまし絵、瓶の中の瓶、兜、西洋甲冑、おにぎり弁当箱など、1つ1つ試作を繰り返していきます。何度も何度も試作・改良を繰り返し、ようやく作品として提出できる2作品が生まれたのです。それが瓢箪ランプシェードと織りカゴ。どちらもリョーユウ工業の技術とアイディアがが詰まった文句なしの自信作です。
03惜しくも届かなかった一歩、
栄光への挑戦はこれからも続く
ほっとした受賞発表の瞬間、
こみ上げてくる悔しさ
いざ受賞発表のとき。大臣賞を受賞できるという自信と、せめて2023年のグランプリ賞を超えて欲しいという想いが交互に心のなかで入れ替わる中、ついに発表の瞬間。結果は、「中央職業能力開発協会会長賞」(世界2位)を受賞。惜しくも大臣賞受賞には届きませんでしたが、2023年のグランプリ賞を超える事ができました。ほっとした想いもありましたが、時間が経てば経つほど悔しさがこみ上げてきます。大臣賞を受賞した作品を見ると、自分たちで出来ない技術は一つもないからです。
大臣賞を獲得するための
飽くなき挑戦は続く
進化を遂げたリョーユウ工業の集大成で挑んだ今回でも届かなかった大臣賞。やはりそのハードルは高い。だからこそ目指す価値があるし、このまま成長していけば、必ず取れるという自信が今のチームにはあります。受賞が発表された翌日から早速、大臣賞獲得に向けて動きはもうスタートしています。
「絶対に大臣賞をとるぞー!おー!」
これまでの受賞作品一覧
瓢箪ランプシェード
2024年
中央職業能力開発協会会長賞
織りカゴ
2024年
アマダ賞
板金 origami
2023年
グランプリ
涅槃像
2022年
技能賞
山笠
2020年
技能賞
OTHER PROJECT他のプロジェクトを見る
Vol.01 オリジナルブランド立ち上げ Project「Rondo」
クラウドファンディングで目標の300%を超え100万円以上を売り上げたRondoブランド。BtoB市場の企業が挑戦したBtoCの市場は、挑戦しがいのある未開の地。
詳しく見る